2020年09月01日

看護師が担当する業務と求められる能力

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看護師の業務は、勤務する医療機関の規模や担当する診療科により大きく異なります。基本的な役割は医師の診察や診療を補助することですが、患者や家族の心の支えになることも重要な役目です。入院担当となれば、患者の食事や入浴、排せつなどもサポートすることになります。

見舞いに訪れる家族への説明など、コミュニケーション力も求められます。また、看護師には夜勤がつきもので、救急外来や夜間のナースコール対応など、様々な業務をこなすことになります。それから健康診断や人間ドックの担当になれば、診察補助をはじめ、患者への説明や案内なども業務に含まれます。

大規模病院には多くの診療科があり、看護師が行う業務にも専門性が要求されます。一方、中小規模の病院では、オールラウンドの能力が求められる傾向があります。外来は病院の中でも大きなウエイトを占め、医師が診察や診療をスムーズに行えるようサポートします。

小児科が併設されていれば、子供の服を脱がせたり、泣いている子供を落ち着かせるのも大事な業務の一つです。中小規模の病院でも手術は行われるので、オペ室担当として執刀医をサポートすることもあります。中小規模の病院でオールラウンドの能力を身に付ければ、大規模病院に移ってからもスキルを活かせると言えます。